万能野菜の一つであるキャベツ。
旬でおいしい時期などは、カットされたものよりも1玉売りの方が量も多くて新鮮でお得ですよね。
女性
一人暮らしだと、1玉丸々は、量が多くて食べきれないわ…
女性
冷蔵庫に保存するのには1玉は大きすぎる!
煮ても焼いても生でも食べることのできるキャベツは、旬の安い時期にせっかくならば丸ごと買ってたくさん食べたいけれど、一人暮らしだとためらってしまいますよね。
そんなときに、ちょっとの工夫でキャベツを長く楽しめるポイントを、野菜ソムリエでキャベツ農家の娘、一人暮らし歴も20年以上の私が、ご紹介します。
この記事を読めば、基本の特徴、適切な選び方、保存方法、そして簡単レシピを知ることができて、カットされたものを買うよりも1玉をためらわずに購入できるようになって経済的です。
カラーでわかりやすくまとまっている本です。 |
キャベツの特徴
1年中、品揃えされているキャベツですが、これからの季節に出回る「冬キャベツ」は葉がしっかりと巻いていて、甘みがあるので煮込み料理などに最適です。また、3月~5月ごろの「春キャベツ」は、逆に巻きがゆるく、葉が軟らかいので生食に向いています。
栄養素では、キャベツにはビタミンUというキャベツから発見されたビタミン様物質の「キャベジン」が含まれているという点が特徴的ですね。
キャベツの選び方
「春キャベツ」は、巻きがふんわりしていて軽いもの、一方で「冬キャベツ」は、葉がしっかり巻いていて重く感じるものが良いとされています。
その他共通しては、
- 芯の切り口がみずみずしい(黒ずんでいない)
- 外葉がついている
- 葉につやがある
- 葉の緑色が濃いもの
ちなみに、カットされていた場合は、
- カット面が盛り上がっていない(カットされてから時間がたっている証拠)
- 芯が全体の3分の2くらいまで(成長してしまっていて老化している証拠)
この点を注意してみましょう。
キャベツを長持ちさせる保存方法
キャベツは1玉丸ごとスーパーのビニール袋などに入れて、冷蔵庫の野菜室で保存するのがよいです。野菜室に保存するときは、栽培されている状態と同じ体勢で保管するとストレスがないので、芯の方を下にして保存します。
丸のままだとかなり日持ちします。
一般的には芯をくり抜いて、そこに水を含ませたキッチンペーパーなどを詰めて保存するといいといいます。あまり器用でない私は何度か試しましたが、逆に傷みが目立ってしまい、うまくいきませんでした。
そのため、購入してきたら、時間のないときは、まずようじを芯に刺して成長を止めてしまい野菜室へ保存しておきます。
といっても、一人暮らしの冷蔵庫には野菜室もそれほど大きくないものだと思います。その場合は、早めに処理してしまう方がいいかもしれません。
まずは1/4を千切りに1/4をザク切りの状態で保存してしまいます。一度水にさらし、水気を切って密封容器に入れ、冷蔵庫で保存します。残り半分は、水気をよくふき取って、保存袋に入れて冷凍してしまいます。
こうしておけば、そのあとにすぐに調理できて時短にもなります。
冷凍保存方法
- キャベツをざく切りにする。
- キッチンペーパーでよく水気をふき取る
- 冷凍用の保存袋に入れ、空気を抜いて保存します。(一回分としてラップなどに小分けにしても使いやすいです。)
- そのまま汁物や煮物に使うのがおすすめです。
※約1か月くらいは保存ができます。
※生のままでなく、塩もみして一度水分を抜いてからや軽く茹でてから、水気を切って冷凍すると生よりも解凍したときに食感が残ります。
キャベツのおすすめ簡単レシピをご紹介!
簡単やみつきキャベツ
キャベツ 1/4
塩昆布 適量(大さじ1~2)
白ごま 適量
★ごま油 大さじ1~2
★しょうゆ 大さじ1/2~1
★ニンニクチューブ 1~2㎝
★塩 ひとつまみ
作り方)
★の調味料をボウルで混ぜておく。
- キャベツを食べやすい大きさにちぎる(包丁で切ってもよい)。
- ボウルにキャベツを入れ、塩昆布と白ごまを入れて混ぜる。
- 盛り付ける。
私は濃い目の味とごまが好きなので、お好みで調整してくださいね。
無限キャベツ
キャベツ 1/4
ツナ缶 1缶
鶏がらスープの素 小さじ1
ごま油 大さじ1
めんつゆ(濃縮) 大さじ1
作り方)
- キャベツは洗って千切りなど食べやすい大きさに切る。
- 耐熱容器に入れ、電子レンジ(500W)で5分ほど加熱する。
- 軽く水気を切って、ボウルに入れ、ツナ缶、鶏がらスープの素、ごま油、めんつゆを加えて混ぜる。
- 盛り付ける。
※水気を切るときは熱いので注意してください。
※ツナ缶は、私はオイルごと入れて旨味もいただきます。
※そのほかにも、おすすめなのは、「浅漬け」や「キャベツと豚肉のミルフィーユ煮」「ポトフ」などがあります。
※2~3人分か2~3回くらいに分けて食べられる量です。
まとめ
すぐにでも活用できて、キャベツ農家の娘である私もよくやっている方法をご紹介しました。
キャベツの特徴を知って、ちょっとしたひと手間をかけることで、キャベツのレシピの幅が広がってお得に購入し楽しむことできます。
キャベツは、生のまま食べられるだけでなく、お肉とも相性もよく、焼いたり煮たりととても万能なお野菜です。
これからは、迷わずお得なお買い物をしてみましょう。